2025-08-10

胃ろうをつけた経緯3:つけた後

 「オペは、局所麻酔かな。先生は脳性麻痺のことをわかっているのだろうか」と考えながら廊下で待っていると、10分後呼ばれた。内視鏡のマウスピースが噛めず、、身体が勝手に動くとわかると、全身麻酔に切り替えてくれた。ほっとした。措置は20分程度。

 麻酔から覚めたら、そこは、激痛の嵐だった。6日間続くことになる。激痛に追い打ちをかけたのが、穴の位置で、ちょうど側わんの筋肉に穴を空けたのだ。穴を空けたのだから、身体の歪みも弱くなったら良いのに」と切に思ってみたが、そこは世の中そううまく出来ていない。身体、特に左足を動かすと激痛が襲ってくる。左足は、パソコン操作で使う部位であり、それが使えなくなると言うことは、私にとって重大な問題である。胃ろうの選択は失敗だったのか、そう思えば思うほど、痛みも増幅する。激痛と怒りが6日間続いた。措置後8日目から激痛は少しづつ収まりはじめ、パソコンもやれるようになった。奇跡である。傷口の治りは車椅子ベルトにあたるため悪いが、810日現在ほとんど痛みはない。姉のお守りのせいかもしれない。