2025-06-28

第2回 障害者支援施設の在り方検討会

  6月25日(水)、第2回目の障害者支援施設の在り方検討会があった。前回に引き続き、下記の論点に関して意見交換をした。

 会議では委員から、「在宅生活を前提とした場合、施設の専門性とは何か議論がいる」、「入所中に訪問系サービスを使える仕組みが必要だ」という意見が聴かれた。また、「一人暮らしする人に何らかの金銭的支援がいる」という指摘があった。

 その一方で、「重症児者施設は、地域生活を支援し、安心して暮らせるよう高い専門性を有している」「短期入所は地域で生活していくうえで欠かせない、絶対に必要な福祉サービスだ」、「施設は地域生活のバックアップ機能として必要である」といった指摘もあった。

 佐賀県の取り組みは面白い。ある委員は、施設から、グループホーム、一人暮らしへと移った人の話を紹介した。その人はタイミングよく、入所施設で生活しながら在宅福祉サービスを使える佐賀特区を利用した。当事者サークルにも参加し仲間と喋っているうちに「一人暮らししたい」と言い出したという。


【論点】

・障害者支援施設に求められる役割・機能、あるべき姿について

 地域移行を支援する機能について、 入所者への専門的支援や生活環境について、 地域生活を支えるセーフティネット機能について


・今後の障害福祉計画の目標の基本的方向性

待機者のニーズの捉え方について、障害福祉計画に係る基本指針の目標設定について、グループホームの目標の方向性について、人手不足の中での生産性向上について、施設整備費補助金の対象要件との整合性に


・その他