2026-06-28

やまゆり園事件から10年

  この7月で「やまゆり園事件」から10年間経つ。2016年7月26日、植松死刑囚は、障害者入所施設の利用者19名を殺害した。私が驚いたのは、植松が「社会には不要な存在だ」として、自力に会話できない利用者を選択的に殺したことである。私は障害のため、口では話すことができず、会話装置として使っているパソコンも年々使いにくくなっている。この世の中は、コミュニケーションがとれない人は、いない者として見なされがちである。

 やまゆり園事件以来、私の頭の底で「自分は社会にとって何か価値があるのか」という問いが、ギターのベースのようにさりげなく、常に鳴っている。結論として、未だにわからない。

 でも、私は毎日、一つでも多く物事を知り、周りの役に立ちたいと思う。私の立場で主張する権利がないかもしれないが、自分が生活し活動することで「重度障害を負ったしても、十分に社会生活を送れるよ」と周りに体現できたら、とても嬉しい。


 今日も生きよう!