2025-05-06

自立生活とお金

 たまに、友達と会話していると「お金を貯めてから自立してしようと思う」という意見を聴くことがある。私は「へぇー、そうなんだ・ね・・」と相づちを打ちしながら、心の中で「絶対違げぇ」と言う。

 障害・病気のある人が自立をしたいと決断した場合、アルバイトをしたり就労していなくても先に一人暮らしを始めたほうが良い。活動や仕事は、自立した生活をスタートさせてから挑戦することをお勧めする。障害・病気があると、活動する・仕事に就くことは時間がかかり、毎日変わる体調を整えるのは至難の業である。このような試行錯誤は、生活を確立してから、焦らずじっくりしては如何か。

 では、生活費はどうするのか。私は、以下のような年金・手当をもらって暮らしている。

・障害者基礎年金

・特別障害者手当

・心身障害者福祉手当

・重度心身障害者手当

・米国年金

 

贅沢はしないが、暮らしていけるお金だ。これに加え、引っ越しには、市からは以下のような助成がある。

・障害者日生活用具給付

・重度身体障害者住宅設備改善費給付

 

 ありがたいことに、日本には、障害者が自立生活を始めることを支援する仕組みもある。「施設ではなく、家族から離れて、暮らしたい」と思ったら、チャレンジしてほしい。