2026-09-29

生命維持治療の終了/差し控えに関する 4 学会合同ガイドライン

 

  日本集中治療医学会など4つの学会は、救急搬送され生命維持治療が必要な患者について、治療のガイドラインを改定しました。人工呼吸器やエクモ、人工栄養がいるようになった場合、その開始・低減・終了の決定プロセスを示すものです。私は、ガイドラインに抗議します。自分が死ぬ時期を急速に縮めるかもしれないことを医療の人が決めることに強い怖さを感じます。「患者中心に決める」と述べていますが、判断するのは医療です。

 40年前のことで恐縮だが、私は、母のお腹から出たとき、しばらく呼吸をしませんでした。医者は「生きられる可能性は25パーセント」と言ったらしいです.昨年、誤嚥性肺炎で緊急入院にしたときにも、延命治療の是非が話題に挙がりました。ガイドラインが適応されていれば、父は医療チームから諦めるよう執拗に説得されたかもしれません。

 今の日本は様々な所で、人とお金が足りないと言われます。その状況を汲み、医療チームが生命維持治療を控えた提案をして、家族・本人もそれに同調することは今後増えると思います。「人の迷惑をかけない死期」が良いことだとする言説に、医療が加担しないでもらいたい。怖いです。医療は人を生かすところです。